【意外に知らない】男性でも養護教諭になれるの? | ボクの人生、預かり所。

養護教諭について知ろう!

養護教諭について知ろう 男性養護教諭
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 学校にはたくさんの先生がいます。その中の「養護教諭(ようごきょうゆ)」という先生を知っていますか。誰もが知っていて、一度はお世話になったことがあります。ごくまれにお世話にならない人もいます。男性の先生はほとんどいません。さて何の先生でしょう。

 養護教諭について知ることで、よりよい学校生活を送ることができます。また、養護教諭を目指す方々にとってもお役に立つ情報が満載です。特に養護教諭を目指す男性の方は必見です。

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養護教諭とは

 養護教諭という言葉を聞いたことがない方もいらっしゃると思います。勘違いをされている方も時々いらっしゃいます。というわけで、まずは言葉の整理をしますね。

  • 『養護教諭』は保健室の先生になるための資格(教員免許状)のことです。

 似た名称に『養護学校教諭』という養護学校の先生になるための資格があります。こちらは2007年(平成19年)の学校教育法の改正により、『特別支援学校教諭』と名称が変更になりました。

 養護教諭は、学校教育法に定める『学校』に配置されています。具体的には、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校です。もちろん国公立、私立すべての学校が対象ですし、通信制で配置されている学校もあります。

 ただし、幼稚園や高等学校(特別支援学校高等部)、大学、高等専門学校などは必ず配置しなければならないわけではなく、学校教育法では「置いてもいいよ♪」という扱いになっています。

男性養護教諭って?

 このカテゴリーでは、養護教諭に関する話題をお届けします。カテゴリー名を『男性養護教諭』としたのは、シンプルに男性であるという意味であって、他意はありません。他の記事で解説していますが、圧倒的に女性が多く、一般的に保健室の先生といえば女性のイメージですよね。そんな現状もあり、あえて『男性』と付け加えることで、「男の人もいるんだな」とご理解いただければ幸いです。

 ただ、その数は想像しているよりも圧倒的に少なく、社会的には広く認知されていません。男性が参与することに肯定的な意見もあれば、否定的な意見もあります。

 男性の存在を広く周知するため、その参与関して問題を提起するために『男性』と付けている側面もあります。こうした現実は、歴史を巻き込んだ根深い問題となっています。

男性でも養護教諭になれるの?

 結論から言えば、男性でも養護教諭になれます。現に私も目指していた経緯があります。あきらめたわけではありませんが、社会の構成要素である個人がどれほど男性養護教諭の素晴らしさを熱弁したところで、やはり社会の流れを大きく変えることは難しいと実感しています。

 ですが、インターネットやSNSを介することで、情報の発信が容易になりました。社会の流れに影響を与えられる可能性は僅かながら上昇したと考えます。

 時代のせいにするわけではありませんが、それでも時代というものはものすごく大きな意味を持っていて、ジェンダー平等など性別にとらわれない生き方や職業選択という風潮がなければ、男性養護教諭という存在を議論することすらできないのです。

 男性養護教諭の採用数が増えてきたのは2020年の数年前からです。とはいえ、増加傾向に転じ始めたというだけで、まだまだ数の上では圧倒的に少ないのです。

 ようやく時代の流れが向いてきましたが、私たちの世代には遅過ぎるのです。生まれてきた時代に悔しさはないのかと問われれば、ないと言えば嘘になります。

 2020年以降に生まれた子たちが大学生になる頃には、今よりもっと男性養護教諭の数も社会的認知も確実に高まっています。その時代の子たちがこのブログを見て、「今はいい時代になって良かった」と思ってもらえることが、男性養護教諭を取り上げる意味のひとつでもあります。

 例え時代に恵まれなかったとしても、教職員という職業における世界観、教職員や女性養護教諭、保護者や生徒それぞれの男性養護教諭に対する考え方。こういったものを大人と子どもとの実際の関わりを通して感じながら、男性養護教諭として教育の現場を体験させていただけたことは私の人生における財産です。

 このような様々な思いを乗せ、男性養護教諭を目指される方に向けて、具体的な状況や進路・目指し方、体験談などを今後の記事で詳しく解説していきます。

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このカテゴリーでは

 男性養護教諭の体験談や現状、養護教諭の基本的な情報を発信することにより、養護教諭の職責の素晴らしさを知っていただきたいです。

 そして、男性が養護教諭に参画していくことの長短を探ります。なるべく多角的に検討しますので、男性のみなさんには冷静に分析いただいた上で、目指すきっかけとなれば大変嬉しく思います。

 男性として養護教諭を経験させていただいたことに心より感謝をしております。そこで感じたことや体験談をこのカテゴリーの記事でご紹介する予定です。守秘義務もありますので、書ける範囲での内容になります。こちらも養護教諭を目指す男性の方々の役に立つことを願っております。

 養護教諭の視点から、主役である「子どもたち」のための教育、教育問題も考えます。また、心身の健康などについても、取り上げて参ります。他のカテゴリーを含め、子どもから大人まで楽しんでいただける教育・保健関連情報の発信を目指しますので、応援よろしくお願いいたします。

 なお、このカテゴリーには男性養護教諭に関する内容及び養護教諭の関連領域である内容の記事を投稿して参ります。

 養護教諭が関わる内容であっても、養護教諭や保健室が主でない内容の記事につきましてはカテゴリー『教育問題』に投稿しますので、そちらをご覧ください。

例:いじめ問題。原因・対応考察が主である記事で、養護教諭は関わり手段のひとつと扱う場合

カテゴリー『教育問題』

 それでは、以上のことをご理解いただいた上で、男性が経営する保健室をお楽しみくださいませ。すでにお持ちのイメージや価値観を少しでも広げていただけましたら幸いです。

【関連記事】

 >>男性養護教諭の現状<<

 >>養護教諭を目指す男性の実習体験談<<

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