【知らないと危ない!】個人情報教育のすすめ | ボクの人生、預かり所。

個人情報教育のすすめ

個人情報教育の仕方 教育問題
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 さて、今回は『個人情報の取り扱い』について考えてみたいと思います。スマホやタブレット、パソコンなど情報機器が身近になりました。生活に欠かせない物になっています。手放せないという人もいるのではないでしょうか。

 ITからICTへ。時代は進化しています。IoT化も進んできています。そうした情報機器などを使用する際に注意するべき個人情報の扱い方があります。

 使うのはアナログである人間ですから、個人情報流出の危険性について正しく知り、最大限の配慮をした行動を取れるようにしたいですね。

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個人情報とは

 『個人情報』とは、単体または組み合わせることにより「個人を特定できる情報」のことをいいます。

 個人情報というと住所や氏名、電話番号、メールアドレスなどが思いつきますね。他にも所属(会社・学校・団体など)や好んで行く場所、限定的な物や事柄に関する意見などもあります。

 単体では個人が特定できなくても、他の情報やSNSに投稿した写真などと組み合わせると、「個人を特定できる情報」となり得る場合があります。

 SNSに投稿した写真の瞳に映った情報から、住んでいる場所が特定されたというのは有名な話です。特に写真を投稿する際は、注意が必要です。投稿する写真によっては、自身の顔はもちろん、住んでいる地域、行動範囲などは簡単に特定されます。

 文字による流出に気をつけていても、画像から視覚的情報として流出するケースも増えています。意外と気づかないのが、画像に映った指紋です。読み取って悪用されるケースもあるようです。

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みなさんはどうする?

 例えば、みなさんが友人・知人などの「住所・氏名・電話番号・メールアドレス」のいずれか又はすべてを知っていたとします。インターネットや公の場で公開されていて容易に手に入るものは除きます。

 みなさんは、これらの情報を本人の許可(承諾)なしに第三者に伝えるという行為をなさいますか? 表現を変えれば、自分自身の判断で他人に伝えますか?

 私は必ず許可を取るようにしています。それ以前に、個人情報を第三者に流すという機会は、滅多にありません。

 ここで取り上げるということは、お察しの通り、私の個人情報を勝手に流されたということです(苦笑)。

 自分の個人情報を人に教える時には、一言「人に教える時には聞いてね」「勝手に教えないでね」などと伝えておいた方がよいでしょう。

 気にしないのであれば、「勝手に教えちゃっていいよ」などと言っておいてもよいですね。

 今の時代、最も危険なのは「顔」や「生活範囲」、「個人を特定できる物」などが映った『写真』や『動画』をSNSなどインターネット上に投稿してしまうことです。

 自分だけが映っていても危険性がありますが、自分以外の人が映っているのに無断で投稿してしまうと、その人にまで危険性が及びます。

 自分以外の人が映っている場合は必ず許可を得ましょう。許可を得ることができない相手(第三者)や投稿しないでと言われた場合には、ぼかしなどの加工をする配慮をしましょう。加工して投稿することも拒否された場合は、カットできるか確認し、カットできない場合は投稿を諦めましょう。

 後々のトラブルを避けるために、そういった配慮は必要だと思います。

個人情報が流れると

 誰か分からない(向こうは私を知っている)人から電話がきたり、メールがきたり、郵便物・荷物などが届いたり、ましてや訪問・待ち伏せ・付きまといなどをされたりすると非常に怖いです。「知られてるぅぅ」と思うと気味が悪いのです。

 その相手が仮に知っている人だったとしても、「教えてないのに誰から聞いたの?」という疑問が残ります。

 知らないところで『個人情報』のやりとりをされるのが、私は嫌いです。もちろん、ここで取り上げたようなシチュエーションに限ります。なので自分以外の『個人情報』は人に伝えないようにしています。

  ネット上なのでオブラートに包みますが、立て続けに許可なく個人情報を流されると、良い気分はしません。

 嫌な思いをしない、させないためにも、『個人情報』に対する意識や配慮に心がけて生活を送りたいものです。シンプルだけどものすごく重要なことです。

個人情報と教育

 個人情報の使い方によっては法律のお話になってしまいますが、その手前の常識やモラルという部分について、みなさんも考えたり、身近な方々と話し合ったりしてみてください。

 他人の個人情報を聞く方も聞く方ですが、教える方も教える方ですよね。自分から流したり、盗んだりするのは論外ですが…。スマホやパソコンなどを盗み見てトラブル…という話はテレビで見聞きします。やはり、教える際に『許可なく流さないでネ』と一言付け加えた方がいいですね。

 『個人情報』や『プライバシー』という概念も踏まえ、今一度基本に立ち戻ってみてもいいのではないでしょうか。また、お父様お母様方がご覧でしたら、「情報に関する教育」として、お子様にお伝えください。

 気づかずに個人が特定されたり、法律に触れたりすることがないよう、正しい知識を伝えたいものですね。個人情報は、基本的に文字と画像、音声などで流出します。

 会社や学校、団体などのホームページ上で、名前と顔写真が公開されているのを時々見かけるのですが、大丈夫なのかなと思います。特に子どもの名前と顔写真は、個人情報的にも安全的にもまずいと思います。名前の併記は特定されるリスクしかありません(有名人や商業的なものであってもリスク的には同様です)。

 悪用される危険性と、インターネット上から永遠に消えない危険性があると思うのです。名前と顔と学校名(学年)だけでも個人を特定できてしまいます。

 ちなみに私の養護教諭時代の画像は、10年経っても消えずに残っています。あ、探さないでくださいね(笑)。こういう発言から個人が特定される可能性もありますのでご注意ください。

 特定されると、写真付で個人情報が流出(SNSやネット掲示板など)する危険性がありますし、直接被害(待ち伏せ・付きまとい・尾行[住所特定] ⇒訪問など)に遭う危険性もあります。

 また顔写真などの画像についても流出する危険性があります。ホームページ上で画像を保存できないように制限(右クリック禁止、画像埋め込み、二重画像など)をかけているものがあります。しかし、はっきり言って『意味がありません』。やり方は防犯上書きませんが、画像はほぼ100%保存可能だとお考えください。

 学校や団体などでは、個人情報についての同意書を書くと思います。その際は、この項にまとめた危険性やリスクをよく検討いただいた上で、慎重にご記入ください。

 ホームページ上への写真掲載への同意については、前述した通り危険性しかありませんから、個人的にはお勧めしません

 ホームページによっては顔に加工がしてあることがあります。そういう所は、意識が高いなぁと思います。誰でも閲覧可能なのが危険性を増しますので、ログイン制にして関係者だけしか見られないようにするのも、完璧ではないにせよある程度の効果は期待できます。

 便利な世の中になりましたが、危険性も潜んでいますので、『個人情報』について長短含め(特に短所)、ご家庭でも話し合ってみてくださいね。

 意識することからはじめて、自身の『個人情報』と『心身の安全』を守っていきましょう。

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