【イメージする3つのこと】価値観の捉え方とそのズレ | ボクの人生、預かり所。

価値観の捉え方とそのズレ

価値観の捉え方の違いがあります 心理関連
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 さて今回は、対人関係の価値観に関する話題をお届けします。仕事や学校、プライベート、趣味サークルなどにおける人間関係は気を遣うものです。上手くいっていればよいのですが、一度トラブルに発展してしまうと精神的なストレスとなってしまいます。

 口論や不快な言動(無視、嫌がらせ)、距離を置くなど日常におけるトラブルは数多く見受けられます。SNSやインターネットの普及、スマホなどのデジタル機器の進化などにより、認知される問題も年々複雑化しています。

 多様な価値観が認められる時代ですから、人の数だけ価値観や考え方があります。そんな現代日本において心穏やかに暮らすためにはどうしたら良いのか。今回はそこに焦点を当てます。

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自分の価値観を知る

 「みなさんは人と関わる時、何を重視しますか?」

 友人や恋人などプライベートの人間関係について、相手に対して重要視するものを3つ挙げてみてください。あまり深く考えずにイメージしてみてください。自分の考えを整理できましたか?

 友人や恋人など、どんな関係性の人で考えたかによって様々な観点が挙がります。みなさんは何を重要視しますか。一般的に考えられる代表的なものを列挙します。

 顔、性格、価値観、声、雰囲気、職業、肩書き、経済力、特技…などなど。

 みなさんの重要視する事柄はこの中にありましたか。もちろんこれが全てではありませんが、3つのうちひとつかふたつくらいはこのいずれかが含まれていたのではないでしょうか。

 お分かりのように、この質問には人類共通の正解はありません。どの3つを選んだか、それがみなさんの価値観なのです。その価値観をもう少し分析してみましょう。

 選んだ3つの事柄について考えていただきたいことは、自分は人の表面ひょうめんを見ているか、内面ないめん(奥深く)を見ているかということです。この気づきこそが大切なのです。

 上の例ですと、顔、声、雰囲気、職業、肩書き、経済力が『表面』に、性格、価値観が『内面』に分類されます。特技については、スポーツなど動きや動作を視覚で捉えられるものは『表面』で、芸術的な心で感じるものは『内面』としてお考えください。

 どちらが正しいということではありません。選んだ3つすべてが表面であれば『表面重視』という価値観ですし、逆なら『内面重視』です。表面がふたつなら『表面重視傾向』ですし、内面がふたつなら『内面重視傾向』となります。

 自分の価値観を知ることができました。 自分がどちらに重きを置いているか知ることは人生において意味があると思います。

 人生において他者と関わる時に存在するのは、自分の価値観と相手の価値観だけです。価値観が近い人とは話が合いますし、上手くいくことが多いのは事実です。もちろん相反する人でも上手くいくことはあります

 自分が自然でいられるような人と出会えることが何よりの幸せですね。

 例え「合わないな」と感じる人がいたとしても、価値観が違うだけなのです。批判したりされたりするものでもありません。これが浸透すれば、過ごしやすい社会になるのですが……。

 人間は自分の思考が正しいと思いやすく、ひとりよがりになりがちです。相手の一部分の言動だけを見て、反発したり怒ったりしてしまうものです。

 言葉や態度の裏にあるものを見抜く力があると、生き方としての視野が広がります。難しいことですし、的確に見抜いたら悪意だったということもあり得ます。しかし、その場合は距離を置くなど冷静な対応をするようにしましょう。

 私自身も日々、人としての器を大きく育てることを意識しながら過ごしています。そうした方が、より良い自分になれますし、相手の価値観も受け止めることができるようになりますからね。

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相手の価値観を知る

 恋人や友達、学校や職場の人など、自分と合わない人のことを悪く言う人がいます。もちろん全員がそうではありませんが、ここでは『悪く言う人』にスポットを当てます。

 相手に対する愚痴でも文句でも構わないのですが、人のことを悪く言う。結局それは自分への言葉でもあるのです。

 同じ時間を過ごした人に対する言葉は、時を同じくした自分自身への言葉なのです。

 価値観は人それぞれですし、違うことの方が普通なのですから、良い悪いの軸ではなく、合う合わないの軸で見たいものです。

 これに気づかないと、苦しんでしまいます。愚痴や文句があるということは、理想や望みがあったのだと思います。

 自分の価値観を変えようとしましたか?
 相手の価値観を受け止めようとしましたか?
 相手の価値観が変わらないと付き合えませんか?

 最善を尽くすのはよいことです。お互いに最善を尽くすことができれば理想的ですし、人間関係としてベストですね。先のことは、自分が最善を尽くしてから考えましょう。

 『過去と他人は変えられない』

 心理学を勉強している人には馴染なじみのある言葉で、私も好きな言葉です。

 仮に相手を無理に変えることができたとしても、その後の人間関係が良好なものとなるはずがありません。相手を変えようと労力を割いたとしても、結局は無駄になってしまいます。

 それよりは、自分の考え方を変えることで、価値観の相違を埋めていくことが建設的なのです。お互いにそれができるのが、究極の理想形ですね。

 そういう意味では、譲歩や妥協も時には必要となるでしょう。しかし、中には自分の価値観を批判するなどして責めてくる人もいます。そういうような場合に限っては、決して無理してまで付き合うことはないと思います。その線引きは自分でするほかありません。

 価値観が合う人と合わない人。それぞれの距離感を楽しめるようになりたいものです。色々な人がいるわけですから、そうした方が楽しく充実した毎日を過ごすことができます。

 心穏やかな生活を手に入れるため、柔軟に最善を尽くしましょう。

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